
- Googleは「AIモード」導入を進める一方、独禁法訴訟で規制強化の可能性に直面している。
- PerplexityやBrave、Yextなどが検索市場に挑戦し、新たな広告・検索戦略を展開中。
- WPPはAI活用を強化するも、Stability AIの著作権訴訟が法的リスクを伴う可能性がある。
Googleは、検索に関する独占禁止法違反訴訟で法廷闘争を続けるなかで、ジェネレーティブAIを活用した新たな検索機能の拡充を推進している。
3月上旬、Googleは、ユーザーにフォローアップの質問をさせるための実験的な「AIモード(AI Mode)」を検索に導入した。同社の新しいジェミニ2.0(Gemini 2.0)モデルを利用したこの機能は、回答、リアルタイム情報、マルチモーダル回答、AIオーバービュー(AI Overview)内のリンクを提供する。またこの機能は、場所や製品に関するリアルタイムデータとGoogleのナレッジグラフからのランキングシステムを利用している。
Googleのアップデートは、同社と米司法省が3月7日、4月に予定されている法廷での審理に向けて最終的な救済案を提出する数日前に行われた。司法省の提案には、GoogleがChromeブラウザを手放すこと、検索広告ビジネスの透明性を高め、データの透明性と検索パートナーの相互運用性に関する規則を導入することが含まれている。
Googleの提案には、検索、Chrome、アシスタントのGeminiの独占的プリインストール契約の禁止が含まれている。
今のところ、AIモードはGoogle One AI Premiumのサブスクライバー向けの限定招待制テストにとどまっている。しかしジェネレーティブ検索をめぐり、Googleがパープレキシティ(Perplexity)やChatGPTとより直接的に競争しようとしていることを示唆しているかもしれない。とはいえ、AI検索の競争はすでにパブリッシャーにとって懸念材料となっている。トールビット(Tollbit)の新しいレポートによると、ChatGPTのようなAIチャットボットのクリック率は、従来のGoogle検索と比較して第4四半期には96%低かった。[続きを読む]
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