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Google 広告に違法判決 進まぬ是正に行き場を失うパブリッシャー

記事のポイント

  • 米裁判所がGoogleの広告独占を違法と認定したが、パブリッシャーは今後の不確実性から慎重な姿勢を崩していない。
  • GoogleがAdXとGAMを分離すれば、それぞれの機能と価値が低下し、業界構造に大きな影響を与える。
  • 真の競争是正には、Googleへの監視強化と透明・公正な取引ルールの導入が不可欠である。

米連邦地方裁判所のレオニー・ブリンケマ判事が、Googleがインターネット上の広告費の流れを支配するツールで違法に独占していたと判断してから、ほぼ1週間が経過した。パブリッシャーにとっては、長年の疑念がついに法廷で裏付けられたという意味で、一瞬だけではあるが「報われた」と感じた瞬間だった。Googleはオープンウェブを支配してきただけではなく、その支配は違法だったのだ。

しかし、喜びを爆発させるパブリッシャーはほとんどいない。

なぜなら、判決は明確だったものの、今後の道筋はまったく見えないからだ。今回の判決を受けてGoogleが行う可能性が最も高い対応は、アドサーバーとアドエクスチェンジの強制的な売却だが、実現までに何年もかかる可能性がある。そして、仮に実現したとしても、多くの業界関係者が期待するような結果にはならないかもしれない。

「この判決の意味はまだ極めて不透明だ」とあるパブリッシャーの商業責任者は匿名を条件に語った。「控訴が何年も続く可能性があるなかで、実際に何がどうなるのかは誰にも分かっていない」。

二次的な影響

つまり現時点でパブリッシャーは、たしかに「報われた」かもしれないが、依然として暗闇のなかにおり、疑問ばかりが膨らんでいる。しかもそれらの疑問は、技術的であると同時に、緊急性が高い。たとえば、アドセンス(AdSense)はどうなるのか?

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