
記事のポイント
- Googleがエージェンシーを介さず、AI広告商品をクライアントに直接売り込む営業手法に対し、エージェンシー側が反発を強めている。
- 営業担当による過度な接触や矛盾するアドバイス、クライアントへの直接介入が、エージェンシーの信用と役割を損ねている。
- エージェンシーはGoogleに依存せざるを得ない構造のなかで、不満を共有・可視化する動きを強め、業界内での対抗姿勢を強めつつある。
広告エージェンシーは長年にわたり、売上増を目的とするGoogle広告の営業から、ひっきりなしに新製品の提案を受けてきた。現在では、大小さまざまなエージェンシーが「その営業圧力がさらに増している」と証言している。なかでも、パフォーマンスマックス(P-Max)や生成AI機能など、自動化ツールの導入を強く推奨されるケースが目立つという。
米国および英国のメディアエージェンシー関係者によれば、Google広告の営業担当者がエージェンシーを介さず、直接クライアントに接触する事例が増加しているという。しかも、エージェンシーの戦略とは矛盾するようなアドバイスを行い、キャンペーン運用に悪影響を及ぼすこともあるようだ。関係者らは「Googleの手法は以前にも増して強引かつ不適切になっている」と口をそろえる。
エージェンシーの苦悩とGoogle広告の営業手法
多くのエージェンシーは、このような強引な営業戦術が混乱を招き、エージェンシーの信用を損なうばかりか、最終的にはエージェンシーを排除する意図があるようにすら感じられると語る。[続きを読む]
The post Google 広告の強引営業にエージェンシーが抗議。AI商戦の影で何が? appeared first on DIGIDAY[日本版].
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