
機は熟したのか。ディールメーカーの一部にはそう見る向きがあるようだ。メディア業界のあちこちに合併と買収の新たな波が押し寄せている。
すでにある程度の動きは始まっている。ピュブリシス(Publicis)は3月にスピネカーSCA(Spinnaker SCA)という小さなコンサルティング会社を買収した。また、欧州ではこのほど、メディアプラス(Mediaplus)がターゲットメディア(Target Media)を、メディアアドバイザリー会社のメディアセンス(MediaSense)が英国を拠点とするPwC傘下のコンサルティング会社を買収した。
もっと小さな規模では最近、CGライフ(CG Life)が健康医療分野に特化したデジタルマーケティングエージェンシーのツールハウス(Toolhouse)を買収している。
M&Aの話題はこれだけではない。たとえば、パラマウント(Paramount)はCBSのほか、MTV Nets(MTVネッツ)やショータイム(Showtime)などのケーブルネットワーク、さらに制作スタジオを傘下に持つ巨大メディアだが、このパラマウントの買収をめぐって数社が争っている。買い手として本命視されるスカイダンスメディア(Skydance Media)が買収提示額を引き上げた一方、投資会社のアポログローバルマネジメント(Apollo Global Management)と共同で買収提案を出していたソニーピクチャーズ(Sony Pictures)は当初の提示額をいったん取り下げた。続きを読む
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