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MFA 取り締まり、次のターゲットは「低価格リーチ在庫」。名前が上がったのは……

2023年、MFA(Made-For-Advertising:広告目的で作られたサイト)の取り締まりで急先鋒として活躍した、プログラマティックサプライチェーンマネジメントのリーディングカンパニーであるジャウンス・メディア(Jounce Media)。同社の次なるターゲットは「低価格でリーチできるインベントリー(在庫)」だ。

ジャウンス・メディアの創業者クリス・ケイン氏は、低価格なリーチを「慢性的にノンビューアブルな広告インベントリー」だと定義。その低価格リーチは、サプライ側のカテゴリーで成長を見せており、「かなり高品質なコンテンツとオーガニックオーディエンスを抱えるWebサイトやモバイルアプリでも供給が増えており、広告のアービトラージ(裁定取引)に依存してはいないものの、(ユーザーにとって)質の低い広告体験を生み出している」という。

このカテゴリーは、MFAの件と分けて考えなければならない。しかし、広告体験がオーディエンスにとっても広告主にとっても望ましくないものだ。ケイン氏は、「パブリッシャーのなかに、評価が高く質の高いコンテンツを作り、オーガニックオーディエンスも抱えているのに、唖然とするほど質の低いインベントリーを使っているものもいる。バイヤーには、そうしたポートフォリオを避けるようにアドバイスするしかない」と米DIGIDAYに話している。

15%にも満たないビューアビリティ率

ジャウンスは、サプライパスレベルで低価格リーチインベントリーのカテゴリーを区別しており、「私たちは基本的に、パブリッシャーのファイルにあるads.txtのエントリーをそれぞれ分類している」とケイン氏は話す。しかしながら、現在の測定プロセスは「信じられないほどシンプル」で、今後ジャウンスが低価格リーチインベントリーの先行きを評価する最初の段階にすぎないという。

とはいえ現在のところ、分類はWebページにある広告プレースメントのビューアビリティ率に基づいているようだ。どのくらいで「ビューアビリティが低い」と判断されるのか、ケイン氏は具体的な数字を明かさなかったが、対象となる広告のビューアビリティ率は15%に満たない場合がよくあると話した。

「低価格リーチ」に分類される広告インベントリーには、スクロールしなければ見られない画面領域にあるBTF広告スポットが含まれている。BTF広告は、コンテンツレコメンドのウィジェットやコメント欄、無限スクロール、クリックスルースライドショーで見られるが、ジャウンスが2024年1月に発表したサプライ・パス・ベンチマーキング(Supply Path Benchmarking)の報告書によると、どれもビューアビリティ率を利用して測定されたものだった。[続きを読む]

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