
- Netflixはロブロックス内に仮想空間「ネクストワールド」を構築し、自社作品のキャラクターやシーンを活用した没入型体験を提供。
- 「ネクストワールド」はNetflix作品のプロモーションを目的とし、映画や番組シーンを再現してプレイヤーが体験できるツールとして活用。
- リリースの合間にも新コンテンツを小出しにし、ファンが作品への関心を持続しながらほかの視聴者と交流できる場に。
Netflixはゲーム分野との関係をさらに深め、オンラインゲーミングプラットフォームのロブロックス(Roblox)を利用して自社のオリジナル作品をより多くの人の目に触れさせようとしている。
Netflixの「ネクストワールド(Nextworld)」というロブロックスエクスペリエンスは、『ストレンジャー・シングス 未知の世界』『ワンピース』『REBEL MOON』といったNetflixの番組や映画のキャラクター、セット、ミニゲームで満たされた仮想世界で、5月にローンチされた。
それ以来、このストリーミングプラットフォームはオリジナル作品からのアセットの数を徐々に増やしてこの空間を埋めてきた(Netflixの担当者はこの件についてコメントしなかった)。
大量のプログラマティック広告で展開をサポート
たとえば、「ネクストワールド」は10月、ティーンの成長物語シリーズ『ハートストッパー(英題:Heartstopper)』のゲーム内アイテムを導入した。そして11月25日、この仮想空間は最新の2つのエクスペリエンス、アニメ映画の『エリアンと魔法の絆(英題:Spellbound)』とテレビシリーズの『コブラ会(英題:Cobra Kai)』ファイナルシーズンのプロモーションアクティベーションをリリースした。
『エリアンと魔法の絆』と『コブラ会』のどちらも、「ネクストワールド」のプロモーションエクスペリエンスでは映画や番組のシーン、つまり、『エリアンと魔法の絆』のミュージカルシーンや『コブラ会』の格闘技の試合が再現され、プレイヤーは主人公としてシーンを演じることができる。
また、Netflixはロブロックスのプログラマティック広告のキャンペーンを大量に打ってプロモーションの展開をサポートしており、これには、関心のあるプレイヤーを「ネクストワールド」に直接テレポートさせるポータルも含まれている。
「これまで、このプラットフォーム上の没入型メディアやトランスメディアは、バナーや動画広告、ストリーミング動画看板などでIPを持ってきて、そのIPに関するゲームを作成するだけだった」と、このエクスペリエンスを開発したロブロックスのアニメーションスタジオであるバリアフォー(Barrier Four)のCEOのネイト・スペル氏は語った。「番組のシーンを持ってきてプレイ可能にしたわけではなかった」。続きを読む
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