
TVおよびストリーミング企業の最新の収支報告を見るかぎり、低調な広告市場、サブスクリプション成長の鈍化、利益率の圧迫といった、従来型TVとストリーミングのビジネスを取り巻く(現実的な)荒波を考慮すれば、2023年の第4四半期は業界全体が不明瞭な状況というほどではなかったようだ。
従来型TV事業の衰えが憂慮すべきものなのは間違いない。だが、ストリーミング事業は輝きを取り戻した(とはいえ、従来型TVの低迷を挽回するほどではない)。2023年最後の3カ月における、TVおよびストリーミング企業の広告およびサブスクリプション事業の状況を見ていこう。
広告売上が好調な企業は?
2023年第4四半期、従来型TV広告事業は極めて低調で、複数のTVネットワーク事業者が売上前年比2桁減を経験した。ディズニー(Disney)とパラマウント(Paramount)は、脚本家と俳優のストライキが番組制作スケジュールに悪影響を及ぼし、結果的にTV広告売上にも打撃を与えたと述べる。対照的に、ストリーミング広告事業の成長は続いた。詳細は以下のリストのとおり。ディズニーとNetflixは広告売上の内訳を公開していないため、リストから除外した。
- AMCネットワークス(AMC Networks):広告売上前年比-23%
- Fox:-20%
- フボ(Fubo):+15%
- NBCユニバーサル(NBCUniversal):-7%
- パラマウント:-11%
- ロク(Roku):+13%(※プラットフォーム全体の売上だが、広告売上が大部分を占める)
- テレビザユニビジョン米国(TelevisaUnivision U. S.):-1%
- ワーナー・ブラザース・ディスカバリー(Warner Bros. Discovery):-9%
- ビジオ(Vizio):+36%
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The post Netflix 、脅威の1300万人会員増。米TV&ストリーミング各社の2023年Q4まとめ appeared first on DIGIDAY[日本版].
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