記事のポイント
- 任天堂は「Nintendo Switch 2」を2025年6月5日に発売するが、米国での予約受付は関税問題で延期される模様。
- トランプ大統領の新関税が任天堂の米国向け出荷に影響を与え、価格設定見直しが必要となっている可能性。
- 高価格設定や予約受付延期によって、消費者の不満が上がるなか、任天堂の海外販売戦略が問われている。
任天堂はこのほど、2017年に初代「Nintendo Switch」が発売されて以来の大規模なアップグレードとなる「Nintendo Switch 2」を2025年6月5日に発売することを発表した。
この発表は、ゲーマーや小売業者にとって待望のニュースといえるだろう。初代「Nintendo Switch」は全世界で1億5000万台以上を売り上げており、次世代機の登場は業界全体に大きなインパクトを与えることが期待されている。
しかし、同時期にトランプ米大統領はカンボジアに49％、中国に54％、ベトナムに46％の関税を含む大規模な新関税を発表。フィナンシャル・タイムズによると、任天堂の米国向けハードウェアの半分以上はベトナムおよびカンボジアから輸入されているという。この影響を受けて、任天堂は「関税の潜在的な影響と市場環境の変化を考慮するために、米国での4月9日からの予約受付は延期する」とした。
小売業界への影響は？
「Nintendo Switch 2」の発売は、ゲーム業界で数年間にわたる最大の出来事のひとつとされており、特に小売業者にとっては重要なビジネスチャンスとなるはずだ。米家電量販大手のベストバイ（Best Buy）は、6月5日の発売日に合わせて深夜営業を行うことを発表しており、3月の第4四半期決算説明会でも店舗の準備を進めていると述べていた。［続きを読む］
The post Nintendo Switch 2 、米国での予約開始を延期。トランプ大統領による新関税発動で appeared first on DIGIDAY［日本版］.
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