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Q&A:なぜ英競争・市場庁( CMA )が Cookie廃止の鍵を握るのか?- 英国の監視機関が担う役割とは

「Chrome」ブラウザのターゲット広告に揺さぶりをかけようとするGoogleの試みは、拍手喝采を浴びるよりも、軽蔑されることの方が多いようだ。

英国のプライバシー規制当局である情報コミッショナーオフィス(Information Commissioner’s Office)でさえ、GoogleのサードパーティCookieの代替案がさらなる問題を引き起こすだけなのではないかと懐疑的な目を向けている。

こうした懸念は英国の競争・市場庁(Competition and Markets Authority:以下、CMA)にも届いている。しかし、なぜこの組織の意見がそれほど重要なのだろうか? サードパーティCookieに別れを告げるという壮大なストーリーにおいて、なぜCMAが重要な鍵を握っているのか、その理由を明らかにしよう。

――まず最初に、CMAとは何か?

CMAは、基本的に英国のビジネス界の監視機関だ。合併に目を光らせ、企業が公正に活動しているかどうかを確認し、市場で何か怪しい気配がしたら調査する。その仕事は、健全な競争を維持し、怪しげな慣行から消費者を守ることだ。

――では、Cookie 代替案の運命について、英国の規制当局がどう考えるかを気にする必要があるのはなぜ?

CMAは、サードパーティCookieを段階的に廃止していくスケジュールを調整する権限を持っており、代替策のプライバシーサンドボックスを通じてGoogleが不当な優位性を獲得しないようにしている。CMAは、アドテク企業やパブリッシャーに対し、2024年6月までにプライバシーサンドボックスのテスト内容を公表するよう求めている。[続きを読む]

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