
- Robloxは広告販売を強化し、ブランドと直接取引を開始。これにより、クリエイタースタジオの収益減少への不満が高まっている。
- かつてのパートナー関係が競争関係に変化。Robloxのブランド直接販売がスタジオの案件減少を招き、競争が激しくなった。
- ただ、ブランドのRobloxへの投資は未だに限定的。クリエイターの収益への影響は少なく、成長のための新たなツール開発が求められるところ。
Roblox(ロブロックス)は2025年、広告展開を強化するが、同プラットフォームのクリエイタースタジオからは「自分たちにそのしわ寄せが来ている」という声が上がっている。
クリエイターらは、Robloxが多くの広告やスポンサーシップの機会を直接ブランドに販売するようになったことで、ゲーム内のクリエイタースタジオはこの動きが自社の収益を削っていると主張。つまり、収益の分配方法に対する不満が高まっているのだ。
何年ものあいだ、Robloxのクリエイタースタジオ(個々のクリエイターを雇用してカスタムブランドの世界を構築したり、クライアントのブランドを既存のエクスペリエンスに統合したりするゲーム内エージェンシー)は、このメタバースのプラットフォームをもっとも熱心に支持してきた。その多くは、Robloxパートナープログラム(Roblox Partner Program)を介してRobloxと公式のパートナーシップを結んでおり、VANS(バンズ)やNASCAR(ナスカー:全米自動車競争協会)といったブランドに対し、オーダーメイドのエクスペリエンスやアイテムのデザイン・構築費用として長年にわたり数十万ドルを請求してきた。
従来からスタジオはRobloxからの紹介によってブランドビジネスの大半を獲得してきた。スタジオのカスタムブランド統合の料金は通常数十万ドルで、その収益の大部分はスタジオの銀行口座に直接入金される。そうした流れのなかで、Robloxはその収益の取り分をさらに増やそうとしているようだ。[続きを読む]
The post Roblox が自ら広告拡大に推進。クリエイタースタジオからは反発の声 appeared first on DIGIDAY[日本版].
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