
- Shopifyがrobots.txtを更新し、自動購入やスクレイピングを制限した。
- AmazonやWalmartが自律型AIを導入するなか、Shopifyは慎重な姿勢を示している。
- 無許可AIボットの動きを制限することで、Shopifyは自社エコシステムを守ろうとしている。
Shopify(ショッピファイ)は、エージェント型AI(人間の入力を必要とせずに自律的にタスクを完了させるタイプのボット)とのあいだに一線を引こうとしている。マーチャント(事業者)のサイトには、こうしたエージェント型AIシステムをブロックする意図があるとみられる新たな文言が掲載された。
現在、Shopifyはマーチャントのストアフロントを動かすコードに警告を加え、ボットに対して何が許可され、何が許可されないのかを示している。このメッセージは、各サイトのrobots.txtファイル(検索エンジンなどの自動クローラーに指示を出すための標準ツール)に記載されている。
robots.txtの変更で明示された新たな禁止事項
新たに加えられた文には、「自動スクレイピング、『バイ フォー ミー(Buy for Me)』エージェント、あるいは最終的な確認ステップなしで支払いを完了するエンドツーエンド(end to end)のフローは許可されない」と明記されている。この変更はここ数日で発見され、アロヨガ(Alo Yoga)、オールバーズ(Allbirds)、ブルックリネン(Brooklinen)など、Shopifyを利用するストアのrobots.txtファイルに反映されている。
この変更は、Amazonやウォルマート(Walmart)といった大手小売業者が、ボットによる商品のレコメンドから購入完了までを自動で行うエージェント型AIに注力しているタイミングで行われた。
Shopifyもまた、パープレキシティ(Perplexity)のようなスタートアップとの提携や、OpenAIとのショッピング機能の試験導入など、AI活用を進めてはいるが、今回の文言変更は、Shopifyがエコシステム内における自動化のあり方を厳密に管理したいと考えていることを示している。
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