
カナダのeコマース企業であるShopify(ショッピファイ)は、独立D2Cブランド向けのオンラインストアを運用することで名を馳せてきたが、現在は大規模な小売業者を呼び込むため売り込みを続けている。エンタープライズのクライアントにとってプラットフォームが使いやすくなり、よりオムニチャネルになるよう、製品に150を超えるアップデートを行っている。
Shopifyの最新の製品アップデートは、あらゆる規模と複雑性を有するビジネスに対応できるよう設計されたものだ。しかし、製品担当バイスプレジデントを務めるカール・リベラ氏は、これらのアップデートが特にエンタープライズの小売業者にとってどのような意味を持つのかについて米モダンリテールに語った。Shopifyは、このアップデートによってプラットフォームがもっとも大規模で複雑なビジネスモデルでも扱えることを示したいと考えている。
「このリリースは、多くの目立つ新機能を取り入れるものではなく、すでに実装されている機能の最適化を行ったものだ。それほど目立たないが、Shopifyをより効率的でシームレスにするためのものなので、非常に重要だ」と、リベラ氏は対談で述べた。
Shopifyはチェックアウト操作にいくつかのアップデートを加えた。たとえば、チェックアウトのロード速度が50%速くなり、売上が促進されると同社は述べている。ほかのアップデートとして、チャットアプリをチェックアウトに組み込んだことで、顧客に新たなサポートが可能になった。B2Bビジネスのためには、大規模なクライアントが契約、特別料率、商品プレビューをより効率的に管理できるよう、顧客アカウントに拡張機能を組み入れた。
Shopifyが行った最新のアップデートのいくつかは、大規模な小売業者の主な関心であるPOSや店頭販売に焦点を当てている。たとえば、ブランドはShopifyのPOSでバンドル販売を行えるようになった。また、小売業者がレシートなしで返品を処理できるようになった。さらに、小売業者はネットワークが停止していても対面でカードの支払いを受け付けられる。[続きを読む]
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