
- TikTokショップは、Z世代を中心にウェルネス製品の販売拠点として急成長しており、新興ブランドがアフィリエイトモデルで成功を収めている。
- アラーエやグラムズなどのブランドは、動画による製品紹介で消費者との信頼を築き、高い売上とエンゲージメントを実現している。
- TikTokの将来が不透明でも、ソーシャルコマースは拡大しており、企業は柔軟な戦略と本物志向のコンテンツで対応している。
「ウェルネス」を消費者が重視するようになって10年余り。TikTokショップ(TikTok Shop)が、新進のウェルネスブランドが顧客を獲得する新たな場所になっている。
TikTokをGoogleのように使う世代であることを考えると、Z世代は当然のように健康やウェルネスの情報を集めるのもTikTokを頼り、自宅での最適なワークアウトから最高のクレアチングミまで、あらゆるものについてレコメンド動画をTikTokで探すことはもっともといえる。
ソーシャルメディア管理のコミュニティ、ソーシャル・メディア・プロ(Social Media Pro)によると、TikTokショップでは、腸内洗浄、サプリメント、家庭用ワークアウト器具といった体重管理の製品が特に稼げるカテゴリーになっている。
「従来型のインフルエンサーモデルとはかなり違う」と話すのは、創設5年のサプリメントブランド、アラーエ(Arrae)の共同創設者で共同CEOを務めるニシャント・サマントレー氏だ。インフルエンサーの投稿1件に1万ドルを払うのではなく、製品が売れたときのみインフルエンサーに支払いをするアフィリエイトモデルは新しいものではないが、TikTokショップで復活してきており、ほとんどのブランドがこのモデルを採用しているのだという。
「うちのトップクリエイターは(TikTokショップでのアラーエの販売で)月に10万ドル(約1410万円)を稼いだ」とサマントレー氏は言う。
TikTokの人気が拡大した当初、アルゴリズムによってインフルエンサーのスターになるチャンスがほぼ誰にでもあった。この時と同じように、TikTokショップでは今、適切な動画の拡散によって誰もが家にいながら起業家として成功できる可能性がある。
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The post TikTokショップ が変えるD2C戦略 売れるブランドは何をしているか? appeared first on DIGIDAY[日本版].
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