
記事のポイント
- ブランド創業者たちは、TikTokとMetaを併用しながら有料広告戦略を試行錯誤しており、“オーセンティックなコンテンツ”が鍵となっている。
- AIによるショッピングの波に備えて、ChatGPT対応やサイト最適化をすでに進めるブランドもあり、変化への迅速な対応が競争力に直結する。
- アトリビューションの混乱を受け、広告の効果を定量化するよりも、全体のP&Lで判断する姿勢が広がっており、ライブコマースの内製化も進行中だ。
変化の激しいビューティおよびファッション業界において現場で即実行可能な示唆を提供すべく、7月、スイムウェア、インティメイト(下着)、ジュエリー分野のブランド創業者を集め、有料広告戦略の進化と、AI主導のショッピングに向けた準備について議論を交わした。メンバーは以下の3人である。
<グループの参加者>
- ベット・ベントリー氏:Skimpies(スキンピーズ)の創業者。レギンスの下に着用することを想定して設計された、特許取得済の「ストラップレスブラのようなアンダーウェア」を開発。着用感はノーパンのように自然でありながら、しっかりとカバーとサポートを提供する。
- ヘイリー・セガー氏:Onewith(ワンウィズ)の創業者。下着のようにフィットすることを目指して設計されたスイムウェアブランドで、現在特許出願中。2021年にローンチし、2024年1月にはテレビ番組『シャーク・タンク』にも出演。
- マイク・クック氏:Sterling Forever(スターリング・フォーエバー)の創業者。セレブ風デザインやデザイナーズの廉価版を得意とする女性向けジュエリーブランドで、創業から10年を迎える。直販に加えて、ノードストローム(Nordstrom)などの小売チャネルでも展開している。
有料広告とアトリビューションの課題
セガー氏:「私たちは、TikTokで反応がよかった投稿をメタ(Meta)広告(インスタグラム[Instagram]/フェイスブック[Facebook])に流用しており、その際にはオリジナルのオーガニックコメントもそのまま残している。それがもっとも一貫性のある有料戦略であり、効果があるのは『オーセンティックなコンテンツ』だからだ。ユーザー生成の動画も、権利さえ取れば、もっともパフォーマンスの良い広告になり得る」。
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The post TikTok だけじゃない、D2Cブランドの戦略から有料広告の「次の一手」を探す appeared first on DIGIDAY[日本版].
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