月曜日、木曜日、金曜日の午後8時になると、エデュケーショナルインサイツ（Educational Insights）のライブスタジオのコンテンツチームはTikTokの「生配信開始（Go Live）」ボタンを押す。
エデュケーショナルインサイツは、パズルゲームのカヌードル（Kanoodle）や、感覚刺激玩具のプレイフォーム（Playfoam）を開発した玩具ブランドで、この90日間だけでもTikTokで45本のライブ配信を実施してきた。このライブショーには、ダニー・パディーラ氏やアイリーン・レセンディズ氏などのTikTokインフルエンサーが出演し、パズルゲームをプレイしたり、オーディエンスと交流したりする。ライブショーの視聴者数は平均で5000〜7000人だ。
このライブ配信は、エデュケーショナルインサイツが同じく積極的に推進しているTikTok Shopでの売上を促進するのに重要な役割を果たしている。ライブ配信を開始するときには、毎回TikTok Shopへのリンクを追加している。2022年にこのライブショーを開始して以来、視聴者数は数百人から、ピーク時で3万2000人以上にまで増加した。配信を行うたびに、取り上げられた商品の売上は、さまざまなリテールパートナーにおける通常の数量の3倍から5倍に跳ね上がる。そして同社は、ライブショーが売上の促進要因だけでなく、コミュニティを構築するツールでもあるとみなしている。
「TikTokショップを通じて、自動的に即座に売上が上がることもある。一方で、ハロー効果の追跡も開始した」とエデュケーショナルインサイツのシニアブランドマネージャーを務めるリー・パーカースト氏は語る。「配信を行うたびに、Amazon、ターゲット（Target）、ウォルマート（Walmart）のすべてのチャネルの売上が相関して増加している」。
続きを読む
The post TikTok のライブ配信が「売れる」原動力に：玩具メーカーのエデュケーショナルインサイツの事例 appeared first on DIGIDAY［日本版］.
Source: New feed
