
- TikTokショップの売上は7月以降、月間10億ドルを超え、ブランドの投資意欲が高まっている。
- ソーシャルコマースとライブショッピングの復活に対し、成功の可否は未確定。
- TikTokショップの強みは購入までの経路を閉じ、ブランド認知と購入を同時に促進できる点。
ソーシャルコマースとライブショッピングの残り火が、TikTokショップによって再燃しているようだ。
ジ・インフォメーション(The Information)によると、TikTokショップの売上総額は7月以降、毎月10億ドル(約1532億円)を突破している。どうやらユーザーは夢中になっていると思われる。そしてユーザーの向かうところには、ブランドも必ずついてくる。ベイナーX(VaynerX)のコマース担当エグゼクティブバイスプレジデントのズビン・モウラヴィ氏によれば、ここ3カ月でCPGのクライアントがTikTokのアプリ内ショッピング機能へのマーケティング費用を再検討し、投資する意欲を明確に示し始めているという。
TikTokショップへの投資に対するマーケターの姿勢は、TikTokショップのアフィリエイトプログラムと同様に顕著に変化している。3カ月前から6カ月前は、テストと学習に割り当てられた実験的な予算が使われていたが、現在ではマーケティング予算やパフォーマンス予算から支出されているという。それがうまくいくようであれば、クライアントはもっと予算を使うだろうとモウラヴィ氏は述べたが、具体的な支出額については明言しなかった。
「過去1カ月半の間に、ライブショッピングやソーシャルコマースなどについて、非常に有名なCPGブランドからアプローチがあった。我々が6カ月前や9カ月前にこれらのブランドと話したときには、こうしたものは先方の眼中にはなかった」とモウラヴィ氏は述べている(同氏は、どのブランドがTikTokショップの機能について問い合わせているのかについては明らかにしなかった)。続きを読む
The post TikTok ショップはソーシャルコマース復活の起爆剤となるか? 一時的な流行で終わるのか? appeared first on DIGIDAY[日本版].
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