- 2025年第1四半期、TikTokのマーケティング利用が減少し、禁止の可能性が影響を与えている。
- YouTubeとInstagramがTikTokの主要代替候補となり、ショート動画広告が鍵となる。
- レディットはZ世代の関心を集め、ディグはニッチなコミュニティ形成で再興を目指している。
DIGIDAY+ Researchがマーケティング担当者を対象に実施した2025年度第1四半期の調査によれば、インスタグラムとFacebookが、依然として企業のマーケティング予算の大半を占めていた。これらメタ（Meta）傘下のプラットフォームに続く3位と4位に入ったのは、YouTubeとTikTokだ。ただし、TikTokは今年に入ってブランドと小売業者の利用やマーケティング支出が減少していることが、別のDIGIDAYの調査で確認されている。
2025年度第1四半期にTikTokを利用したマーケターの割合は、2024年度第3四半期と比べて17ポイント減少していた。その背景には、今年の1月にTikTokが一時的に利用できなくなったことや、米国で事業停止の期限とされている4月5日が近づいている現実がある。
もしTikTokが禁止されたら、マーケターはどのソーシャルメディアプラットフォームに注目するのだろうか。この疑問に答えるには、さまざまなソーシャルメディアプラットフォームにおける消費者の利用状況を調べることが役立つかもしれない。ピューリサーチセンター（Pew Research Center）によると、TikTokの主なユーザーはZ世代、つまり18歳～29歳の消費者だ。
この世代はほかの世代より高い頻度でTikTokを利用している。ただし、Z世代にもっともよく利用されているソーシャルメディアプラットフォームはYouTubeで、2番手はインスタグラムだった。また、すべての世代でもっともよく利用されているプラットフォームはYouTubeであることを、この調査結果は示している。なお、Z世代はほかの世代と比べて、スナップチャット（Snapchat）とTikTokを頻繁に利用していた。［続きを読む］
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