
マーケティング担当者にとってTwitter上の広告は、危険なサーカスのパフォーマンスのようだ。まるで一輪車に乗りながら、滑りやすいウナギを捕まえようとしているような気分になっている。つまり、しっかりと掴もうとすればするほど、ますます手に負えなくなっている。
さらに悪いことに、Twitterのオーナーであるイーロン・マスク氏がユーザーのTwitterフィードにレート制限を課すという最近のおふざけが、混乱に拍車をかけている。その一方でメタ(Meta)は、Twitterに対抗する新アプリを導入することで、Twitter社の隙を突こうとしている。
リーチに大きな影響
マーケティング担当者にとって、同社がプラットフォーム上で閲覧できるツイート数に上限を設けたことで生じる不安定な状況を考えると、Twitterが広告費を投じる際に安全なプラットフォームであるとは考えにくい。
この決定がTwitterのオーナーであるイーロン・マスク氏のツイートで発表されてからある程度が経過したが、それ以上の説明はなかった。マスク氏は、データスクレイピングやシステム操作に対抗し、Twitterのサービスを利用できるのは登録ユーザーのみに限定するために上限を設けたとツイートした。
しかし、広告主のキャンペーンへのリーチに大きな影響を与えることを考えると、広告主は自分たちの懸念に対処するためのこういった簡単なツイート以上のものを期待していた。米DIGIDAYがマーケティング担当者から得た情報によると、プライベートな場でもそれ以上の説明はないようだ。
ヤッカリーノ氏は沈黙を守る
ユーザーが閲覧できるツイートの数は、どれくらいユーザーがお金を支払っているかにもよる。現在、同社が2022年11月に開始したサブスクリプションサービス「Twitter Blue」に加入しているユーザーは、1日あたり最大1万件の投稿を閲覧できる。月額7.99ドル(約1080円)を支払っていない人は、1日1000件、新規ユーザーは1日500件の投稿を閲覧できる。
しかし、マスク氏が個人アカウントから上限に関する最新情報をツイートし続ける一方で、Twitter社の新CEOであるリンダ・ヤッカリーノ氏は沈黙を守った。2023年6月、彼女がCEOに任命されたことは業界では好意的に受け止められていたが(マーケティング担当者たちは、彼女がプラットフォームにいることで安心したとDIGIDAYに語っている)、すべてが動き出したときに、ヤッカリーノ氏から何か発表があることを期待していたとしても不思議ではない。
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