- Vansはラグジュアリー領域進出を狙い、プレミアムラインのOTWをミラノで初公開した。
- 家具デザイナーと音楽家が協力し、音を身体的に体感させる空間を制作した。
- 新作シューズは先進素材や構造を用いた革新的なデザインを特徴とする。
Vans（ヴァンズ）は、イタリアで開催されている世界最大級のデザインの祭典ミラノ・デザインウィーク（Milan Design Week／4月6〜13日）に初参画。VANSのプレミアムラインであるOTW（Off the Wall） by Vansが、その主役として存在感を示している。
世界最大の家具・デザイン見本市サローネ・デル・モービレ（Salone del Mobile／4月8〜13日開催）の一環として、Vansは「チェッカード・フューチャー：フリークエンシー・マニフェスト（Checkered Future: Frequency Manifest）」というインスタレーションをトリエンナーレ・ミラノで披露し、新作シューズも同時に発表している。ミラノ・デザインウィークは、サローネ、トリエンナーレ、フオーリサローネなど、市内各地で同時に行われる複数のイベントから構成されている。OTW by VansのVP兼クリエイティブディレクター、イアン・ギノザ氏によれば、この話題性のある取り組みは、同ブランドがラグジュアリーとデザインの領域で存在感を確立しようとする、より大きな戦略の一環だという。
インスタレーションのコンセプトは、「音を身体的な体験へと変換すること」。家具デザイナーのウィロ・ペロンが空間設計を、カナダの音楽家ティム・ヘッカーがサウンドを手がけた。「我々は普段、スケートと音楽を軸にしてきたが、今回は消費者を新しい空間に連れていくような試みだ。過去のインスピレーションと未来のビジョンを対話させるような体験にしたい」とギノザ氏は語る。
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