
記事のポイント
- Xは2021年以来初の透明性リポートを発表し、違法コンテンツやヘイトコンテンツに対するポリシー適用を公表。
- 2024年上半期には、2億件以上の違反報告があり、約36%が虐待・嫌がらせ関連だったが、適切な投稿に対する違反率は0.0123%とされている。
- 透明性リポートの発表再開は、広告主を引き戻す試みの一環であるが、マスク氏による物議が広告主にとってリスク要因となっている。
目に映る姿がどうであれ、Xはコミュニティーの安全地帯、そして広告の格好の舞台を自称している──透明性に関するXの最新リポートを見るかぎりでは。
そこに驚きはない。2年前、イーロン・マスク氏による買収が物議を醸して以来、Xはこれを一貫して声高に叫んできた。しかし、今回特筆すべきは、これを伝える媒体が、2021年以来初となる、透明性に関する本格的なリポートであるという点だ。
以前と同じように、今回のリポートでも、違法コンテンツや、ヘイトコンテンツ、詐欺コンテンツに対する自社ポリシー適用の概要が述べられている。2024年の上半期に、ユーザーが報告したルール違反の件数は、2億2412万9805件に上った。
こうした通報の約5分の2(36.47%)が、虐待および嫌がらせのフラグが立てられたものだった。それに続いたのは、ヘイトコンテンツ(29.85%)と暴力的な投稿(17.85%)だった。その他、フラグ付けされた問題として、私的なコンテンツ(4.42%)や、誤解を招くアイデンティティー(2.31%)、暴力行為とヘイト行為の主体(3.99%)などがあった。
その結果、529万6870のアカウントが凍結された。一方、ルール違反で削除、またはルール違反に分類された投稿は、1067万5980件に上った。続きを読む
The post X が2021年以来の透明性リポートを発表。広告主との溝は埋まるのか? appeared first on DIGIDAY[日本版].
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