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YouTube 、ショート動画での収益化を加速 外部連携とブランド案件で後押し

記事のポイント

  • YouTubeはショート収益強化のため、ブランドコネクトや外部連携を推進中。
  • 小規模クリエイターにも案件機会が広がり、収益の選択肢が多様化している。
  • 収益安定や自由に期待が集まる一方、質の低下や低報酬などの課題も残る。

YouTubeは現在、クリエイターと企業のタイアップを支援するブランドパートナーシップツールの強化と、クリエイターの収益化を支える第三者のベンダーとの連携拡大を進めている。これらはいずれも、ショート動画クリエイター向けに新たな収入源を創出するための、より包括的な取り組みの一環だ。

ここ数ヶ月、YouTubeはエージェンティオ(Agentio)やストリームエレメンツ(StreamElements)といった、ショート動画クリエイターと企業をつなぐマーケティング/スポンサーシッププラットフォームとの連携を強化してきた。エージェンティオとは3月に、ショート動画向けのブランド案件動画に関する提携を結び、ストリームエレメンツは先月、ショート動画の制作を支援するツールやサービスの拡充を発表している。

外部プラットフォームがもたらす新たな可能性

YouTubeの広報は、ショート関連の提携数について具体的な数字は明かしていない。ただし、自社のブランドパートナーシップツールの強化と、外部の収益化プラットフォームとの連携を積極的に進めていることを認めている。その目的は、ショート動画クリエイターの収益化の選択肢を広げることにある。

同社広報はこう説明している。「我々の目標は、企業とのタイアップの機会を探すクリエイターを支援することだ。YouTubeのブランドコネクト(Brand Connect)など、自社開発のソリューションに投資を行い、業界のパートナーと緊密に連携しながら、クリエイターがショートやそのほかのフォーマットで効果的に収益を上げられるようバックアップしている」。

エージェンティオとストリームエレメンツは、YouTube独自のインフルエンサープラットフォームであるブランドコネクトや、そのほかの内部ツールの代替ではない。

ブランドコネクトは、クリエイターとブランドのタイアップ案件を仲介するプラットフォームだが、現在はまだベータテスト中で、招待されたごく一部のクリエイターしか利用できない。当初の招待対象はチャンネル登録者数2万5000人以上のYouTuberに限定されていた。また、ミッシェル・カーレイ氏やジャズミン・ブラウン氏といった、数百万人の登録者を持つYouTuberがブランドコネクトのプロモーションに起用されている。

ただし、ブランドコネクトを利用するには、クリエイティブブリーフの作成や承認作業、レポート提出などの手間がかかり、その活用を広げるのは容易ではない。一方、ショート動画は、YouTubeパートナープログラムに参加していれば誰でも広告収入を得られるが、数百万回規模の視聴数を達成しなければ、収益は大きくなりにくい。

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